登場人物 
  学年 名前 特徴 
3年 大樹 3年で一番のチビ。翔太のため拓也への復讐を誓う。 
亮太 元キャプテン。拓也への復讐を誓う。 
昇  元サッカー部員。亮太に従う。 
正志 元サッカー部員。拓也に忠誠を誓う。 
元サッカー部員。拓也に脅される。
裕樹 元サッカー部員。拓也に脅される。 
俊介 元サッカー部員。拓也に脅される。 
亮丞  雄大の従兄弟。母はPTA会長。 
龍司 金髪の不良。鬼畜。 
2年  雄大 拓也を懲らしめるために奔走。 
拓也 全ての黒幕。 
1年  翔太  1番の被害者で、さらに被害者。 
広大  翔太に付き合って、危険にさらされる。
水道屋 神奈川 雄大の父の部下。翔太と広大を助ける。

「おい、おっさん・・・4対1で勝てると思ってんのか?」
龍司が叫ぶ。

「4対1?何言ってんだ?タイマンじゃないのか?」龍司が振り返ると、3人は既に姿を消し、別の階段を下りているところだった。
「くそ、あいつら殺す!」龍司は作業衣の男を押しのけて階段を下りていった!

「坊主ども、大丈夫か?うわ酷いことしやがる・・・」

広大は安堵から気を緩めると失禁していた。
「おいおい坊主、もう大丈夫だぞ。」

「あの・・・おじさんは?」
全裸の翔太が尋ねる。

「俺か?俺は水道会社の神奈川ってもんだ。ここは以前俺が担当してたビルなんだが、用事のついでに取り壊される前に見とこうと思ってな。さ、家まで送って言ってやるよ。」



二人の親から連絡を受けた渡辺は、拓也や亮太に犯人の心当たりを尋ねる。広大は今のサッカー部について何も事情をしらず、翔太は拓也の指示と勘違いしているため、拓也の報復を恐れて3人の正体を隠したため、しばらく真相は分からなかった。


そして雄大のしかけた次の日がやってくる。
レイさん

拉致事件の話、水道の話で、各クラスとも朝の会が長引いていた。翔太と広大は大事をとり、休んでいた。しかし、休んでいたのは二人だけではなかった。計画のターゲット、拓也も欠席していたのだ。

(くそ・・・話が漏れていたのか?)雄大は頭を悩ませた。
しかし拓也の欠席理由はそんなことではなかった。


その頃、拓也は龍司と会っていた。
「ほらよ、3年3人がガキどもいじめてる写真だ。金払えよ。」
龍司は拓也から3人の監視に送られた刺客だったのだ。

(これをネタにあいつら脅してやるよヒャハハハハ!)
ゆうさん

同じく学校を欠席していた薫・俊介・祐樹は拓也に携帯で呼び出された。

「先輩、今日オレがあなたたちを呼んだ理由、分かりますよね?」

3人は顔を見合わせた。

「後輩がションベン漏らすとこを見るのが好き、なんてね……恥ずかしくねえのか!? この写真を見ろよ、変態ども!」

拓也が投げつけた写真を見た3人は真っ青になった。

「…な…なんでお前がこんな写真持ってるんだ…?」

「そんなの関係あるかよ! 自分たちと大して年の違わねえ少年たちを監禁するとは、どういう神経してんだ、お前らは!? 翔太と広大によくもこんなマネしやがったな!」

拓也の凄みに押される3人…。

「た…頼むから、見逃してくれ…」

「ハッ! このキモイ話を知られたら、お前ら進学どころか捕まって施設行きさ!…どうしても他言してほしくなかったら、オレの言うこと聞くか?」

3人は黙ってうなずいた。

「ここに強烈な利尿剤がある。お前らがオレたちに仕込んだやつより何倍もスゴいやつさ。これを明日、亮太と昇と大樹の水筒に入れておくんだ。水2リットルをがぶ飲みしたような感じになって、10分ごとにトイレに行かないといけなくなる。さすがに授業中に4回も5回もションベンに行くのを許可する教師はいねえだろ? どうだ、やるか!?」

3人は青ざめたままの顔でうなずいた。

その日の夕方、帰宅した雄大は神奈川さんにまた電話をかけていた。

(明日こそは拓也も来るだろ…今日の計画って、オレたちの計画を知ってた正志先輩が助言してたりして?)

「もしもし、あのまたお願いしちゃいますけど、トイレの故障をあと1日続けてほしいんです。…はいありがとう」

電話を切るとすかさず亮太へ電話。

「もしもし、今日拓也が休みだったんで、明日もトイレ故障させときます。拓也の件はよろしく。…あと、正志先輩がやっぱりチクリの犯人っぽいんで、彼もトイレ使えないようにしといて下さいね、では」

明くる朝。

サッカー部の3年生たちを待ち受ける苦難は、これからであった。
匿希さん

「せ・・・先生、トイレ行きたいんですけど・・・。」
手を上げたのは大樹だった。
「何だ?さっきいけなかったのか?まああれだけ混んでいたら仕方ないか。行って来い。」
大樹は猛ダッシュでトイレに向かった。
「ふう・・・授業前に行ったんだけどな・・・・。」
トイレを済ますと大樹は教室に戻った。

それから十分ほどたった頃、2年の教室でも同じことが起きていた。
「すみません、トイレに行きたいのですがよろしいですか?」
そう言ったのは雄大だった。
「ああ、早く戻って来いよ。」

(おかしいですね・・・授業前に行ったんですけどね・・・。)
そう考えながら、離れた3年のトイレまで雄大が行くと、トイレには亮太と昇がいた。
「あれ、雄大お前もか?」
「ええ・・・。」
「なんか今日かなり頻尿気味でなぁ・・・。さっきも行って今が2回目なんだけどさ、さすがに1時間に2回も行くのは恥ずかしいから今度はコンタクトの調子が悪いって嘘ついたけどさ。」亮太が言う。
「それは大変ですね。」

(馬鹿な・・・サッカー部3人がこんなこと・・・まさか拓也が・・・?)

亮太・大樹・昇の3人はそれぞれクラスが違うが、亮太と薫と龍司とは同じクラス、俊介と大樹と正志と亮丞は同じクラス、裕樹と昇は同じクラスだった。そして雄大は拓也とは別のクラスだが、他にサッカー部が3人いた。

うわぁぁぁ!
キャッ!
トイレにいた3人は近くの教室から騒ぎ声がするのを聞いた。
それから1分ほど様子を見てみると、ズボンを濡らした大樹がとぼとぼと歩いてきた。

「だ・・・大樹・・・?」
「みんなぁ・・・・。」
泣き虫な大樹はまたしても泣いていた。

(これは・・・我々も危ないですね・・・・。)
まさきさん

「大樹、お前はそのまま保健室に行って早退しろ」

亮太が肩に手をおいた。

「それじゃあ、オレは先に戻りますね」

引き締まった表情で雄大が言った。

「オレはあと1回ションベンしてから教室へ戻るよ。また行きたくなってきたんだ…」

「オ、オレも…」

即座にまたチャックを下ろして、しぶきを立てながら放尿する亮太と昇…。




教室に戻った雄大。

(ま、まずい…。また催してきた…)

さっきトイレに行ってから5分も経っていない。

授業終了まであと20分もある。
だがお尻をもぞもぞ動かした拍子に、さっきよりも強烈な尿意が雄大の膀胱を襲った。
満さん

(あぁ……トイレ…トイレ……)

額から脂汗を流しながら、雄大はじわじわと迫ってくる尿意に、懸命に耐える。

優等生の彼にとって、授業中に二度もトイレに行くのには大きな抵抗があった。

第一、先生がまた許可してくれるとは思えない…。

しかし、雄大のいくらか未成熟なチンポの先にまで迫ってきている大量の液体は、彼の全身に鳥肌を立たせ、出口を求めて暴れ回っていた。

(…あと15分も……頼むからもってくれ〜!…)

雄大は普段の優美な立ち振る舞いを打ち捨て、ついに両手で股間を抑えた。

(…あ……も…漏れそう……も、もうガマンできない…!)

「…せ、先生……」

雄大は左手で股間を握りしめながら、右手で手を挙げた。

「…なんだ?」

さっきトイレを許可したばかりの雄大が何を言い出すのかと、教師は不機嫌な表情で雄大を見下ろした。

「…あ……あの……、…その………トイレに行ってもいいですか…?」

「今、何て言った?」

教師は意地悪く聞き返した。

「…ガ、ガマン……できないんです……トイレに……行かせて……」

教師の目が鋭く光った。

「おい、今なんの時間だと思ってるんだ? トイレならさっき行かせてやったじゃないか。また行きたくなったのでも、あと10分ちょっとぐらいガマンできるだろ?」

強烈な尿意のせいで気が遠くなるような苦しみに耐えている雄大には、教師の言葉にいちいち反論できる余裕はなかった…。

雄大は両手で股間を握って、前かがみのままそうっと立ち上がり、教師に再度懇願した。

「…すみません……僕……どうしても……オシッコ……ガマンできないんです……ト、トイレに……行かせて下さい…」

顔を真っ赤にして懇願する少年に、クラス中がどっと笑う。

しかし、教師の返事は変わらず、怒号が響き渡る。

「ダメだ、ガマンしろ! お前、男だろ!?」

チャーリーさん



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